ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

チャンピオンで「ドカベンの最終回」を読んだ。

人生で(多分)はじめて週刊少年チャンピオンを買い、「ドカベンの最終回」を読んだ。 岩鬼と山田、陰と陽の2人の主人公に焦点を絞ったラストで、最後の見開きのホームランは圧巻だった。 ドカベンは、甲子園編は、二年の春まで読んで、殿馬がハイジャック…

ジョジョの旧世界と新世界 何をどう「語り直して」いるのか、推測のメモ

4月1日 日曜日の休日、近所のお寺に花見に行って、待ち合わせ中の暇つぶしに思いついたメモ。 ジョジョの旧世界(1~6部)と新世界(7、8部以降)について、荒木先生のインタビューによれば、新世界は旧世界の「語り直し」として、意識的にテーマやキ…

時間と意識

スティールボールラン 文庫本16巻が発売されていることを知り、荒木先生のあとがき目当てに、買って読んだ。連載中のジョジョリオンを含めて、物語をどう終わらせるかについての作者の考え、スティールボールランのラストに触れた内容だった。 作者の思い…

「作品」は誰のものか?

ジョジョをはじめとする様々なマンガ、その他映像作品、音楽、さまざまに対して思う疑問。「作品」は誰のものか? 著作権や商品化権のことではない。 私自身の感覚的なところを述べると、「読者」である自分の立場からは、作者:読者=6:4、7:3、8:…

カメ飼育 5年間の履歴と、随想

今年で5年くらいになるのであるが、自宅の中庭でカメを飼っている。最初は近所を歩いていたイシガメを捕まえたのがきっかけで、その後 ホームセンターでアカミミガメを2匹飼って、これを長く育てることになった。 「日本イシガメのよもぎさん」のような気…

河崎実のウルトラマン評論本と、アカテン教師梨本小鉄 教育教材の「第3の道」

きっかけがあって、年末くらいから本腰を入れて、教育関係の勉強をしています。 教育関係の本とは別に、ジョジョやウルトラマン、プロ野球なんかの趣味に触れたりもするわけですが、「ウルトラマンはなぜシュワッチと叫ぶのか?」という本を読んだ読書メモ、…

ジョジョの野球チームを、2017年のプロ野球選手に例える

2013年の秋 「理想のベストナイン」という記事で、ジョジョシリーズの主人公たちで野球チームを組んでみたことがあった。(他愛の無いヒマつぶし。プロ野球がオフシーズンになると、こういう空想遊びで野球的な楽しみを充たしているようです) 1番センタ…

ウルトラジャンプ2018年1月号を読んだ、大まかな感想

ウルトラジャンプ 2018年1月号が発売され、買って読んだ。 東方家の敷地で、最後の戦いのエピソードが始まった感じで、ロカカカ収穫までの時間表示が、いかにもアラキマンガっぽい、理詰めの盛り上げ方な感じがする。(植物鑑定人のリフトで、ポールの…

怪獣図解入門とドラえもん、ジョジョ 「データベース」の子ども文化

切通理作氏の著書で「怪獣少年の復讐」という本があり、ときどき読み返している。特撮関係者へのインタビューを一冊の本にまとめたもので、第2期ウルトラシリーズ、1970年代の特撮・子ども文化に興味ある方には、なかなか面白い本である。 同書の4章で…

「絵本」としてのウルトラマンタロウ

(ジョジョに殆ど関係のない話題ですみません。円谷特撮、ウルトラマンタロウを視聴した感想の記事です) ウルトラマンタロウ DVDボックスを購入し、1年近くかけて全53話を視聴した。 ウルトラマンシリーズを視聴するのは「老後の楽しみ」で、各シリーズ…

「貧弱!」「貧弱ゥ!」 ディオの叫びと「学問のすすめ」

ジョナサン・ジョースターは1868年、明治元年の生まれである。 「荒木飛呂彦の漫画術」p92によれば、ジョナサンとディオの1部は1888年、ジョセフの2部が1938年、そして第3部が1988年の話と、50年刻みで100年の時を駆ける3部作が…

ジョジョリオン 2017年11月号の感想、今後の先読み

ウルトラジャンプ 2017年11月号、ジョジョリオンの最新話を読んだ。岩人間・岩ペットとの決着、プアートムが出てきたところまでの話で、今後の伏線がいろいろと張られた話だった。 ドロミテ、アーバンゲリラとソラティド、プアートムと明らかに「異形…

ジョジョ展を観て、泉パークタウンを訪ねた旅の顛末

1991年頃、宅八郎が「さんまのまんま」に出演したときに、「承太郎がポケットに手を入れてたたずむ、キャッチフレーズグランプリのTシャツ」を着ていた。(ジョジョ24巻の表紙になっている、承太郎の背後にドジャーーンとかハートマークとか、いろんな…

ジョジョ6部→7部・8部へと通底するテーマ 「自然に帰れ」と2011年問題

ジョジョシリーズを続けて読んできた方であれば、6部ラストの大きな「断絶」、7部以降への「転回」について、ひとこと語らずにはいられないものだと思う。6部のラストが謎めいた解釈を残していることもあるし、キャラクターや舞台設定に没入するタイプの…

ジョジョのイメージが目に浮かぶ洋楽 (作成中)

素人の覚書で恐縮ですが、ジョジョのマンガのイメージと、音楽(洋楽)のイメージが結びつくことがあります。作成中のメモ書きです。●カーティスメイフィールドの「スーパーフライ」 アルバムタイトル曲のスーパーフライを聴くと、ジョジョの表紙絵、カラー…

私の好きな作家たち

(ジョジョとはあまり、直接的に繋がらない話題ですみません。自分自身の趣味嗜好を整理するためのメモ書きです)私の好きな作家たち ということで、マンガ家ではジョジョの荒木先生、鳥山明先生、水島新司、望月ミネタロウ、手塚治虫。文章を書く作家さんで…

「もう中学生」のリアリティ

5月の休日 子供たちの遊びの付き添いで、公園に行くことがあった。地域のお祭りをやったりしていて、多くの子供たちで賑わっていた。ボルダリングよろしく5mくらいの石壁を登る子供がいて、滑落しないか、見ていてハラハラした。小学生から幼稚園くらいの…

空想特撮シリーズと、クラフトワーク

ジョジョ5部に登場するカプリ島を、10年ほど前に訪れたことがある。風光明媚で夢のような青空が広がっていたが、(最近 カフェで立ち読みした本によると)カプリ島は同性愛の聖地でもあったらしく、皇帝やお金持ちが愛人を囲みたくなるのも頷けるような、…

人生の裏通り

「東スポ裏通り」のようなタイトルであるが、「街頭 淫タビュー」や「ボッ起ン画像」のようなエロい情報をまとめた記事ではありません。個人的に思うところ、人生の裏通り的な事柄の箇条書きです。(最後のほうで、ジョジョにも触れています)・XTC Oranges …

東方定助は復活する

ジョジョリオンの連載 ダモカンの過去編が始まった辺りから、ウルトラジャンプをだいたい毎月買って読む習慣になっている。月間でも週間でも、連載1回ごとに「引き」があって、次回の展開を想像する楽しみがあることは同じだ。連載の合間を待つことはじれっ…

「人生をいじくり回してはいけない」 水木しげるの背後霊と、ジョジョのスタンド使いたち

水木しげる先生のエッセイ「人生をいじくり回してはいけない」を読んだ。税務署や世間の冷たい仕打ちに心が折れて、クジけていたときに手にとったのだが、南伸坊デザインのゆるい表紙につられて手にとった、水木さんのエッセイはとても面白く興味深いものだ…

ジョジョを野球選手に例える 8部編 (作成中)

ジョジョを野球選手に例える 8部、ジョジョリオン編。ただし、ジョジョリオンはまだ連載中で物語のかたち・イメージが固まりきっていないため、あくまで「作成中」の扱いです。2014年~最近にかけて、オリックス・バファローズに注目してプロ野球を観る…

「ジャンプ流 荒木飛呂彦」の発売によせて、当ブログの記事を解題します。

2017年のお正月に、「ジャンプ流 荒木飛呂彦」が発売された。荒木先生の仕事場の様子や、マンガを描くときの詳細な様子が動画で紹介されていて、記録映像としてとても興味深い。自分は一度、「岸部露伴は動かない ルーブル編」の原画展を見に行ったこと…

ジョジョリオン14巻の感想 「金」と「病気」で語る現代社会

ジョジョリオン 14巻とウルトラジャンプ 1月号(60話の掲載号)を、買って読んだ。ジョジョリオン 60話は、ゾンビ化した少年とおばさんが定助に襲い掛かってくる話で、ゾンビがあげる奇声、何種類あるのかと思うほどのバリエーションの豊富さがいい感…

ジョジョリオン 59話の感想(メモ書き)

ウルトラジャンプ11月号掲載のジョジョリオン 59話、極簡単なメモ書きの感想です。「池の辺に住む男 ①」というタイトルの話で、神社のほとりに住む四肢欠損の男、岩人間の長老格の男(?)が登場した。一目見た時、「乙武さん」がジョジョに現れたと思っ…

見えないものを可視化する  手塚治虫の「アラバスタ―」、「マンガの描き方」

「荒木飛呂彦の漫画術」に、絵とは何か、荒木先生が自説を述べるくだりがある。 ここで改めて、絵とは何か、という話をしたいと思います。 絵の本質的な役割は、見えないものを可視化して伝えることだ、と考えています。 描き手はいったい何を伝えたいのか、…

The Rainbow Children 40歳の節目に抱いた、極個人的な感想

(下記 ジョジョとは殆ど関係のない記事となり、申し訳ありません。プリンスのThe Rainbow Childrenを中心に、自らの思うところを述べた極個人的な記事です)今年の夏 めでたく40歳を迎えることができた。40歳という年齢は人生の折り返し地点を過ぎてお…

1890年 スティール・ボール・ラン 記者会見

最近、仕事と趣味を兼ねて、にわかに世界史を勉強し出している。宮崎正勝「スーパービジュアル版 早わかり世界史」という本が、最初に読んで面白かった本で、暗記事項の詰め込みだと思い込んでいた世界史から、「理解して、歴史の動きを捉える」面白さに目覚…

ジョジョリオン55話の感想、予想  漫画ゴラク・サンデーへの追慕

ジョジョリオン 55話、ダモカンと決着し、東方花都が登場するまでの話を読んだ。ダモカンとの戦いはスカッとする決着で、ゲスがゲスらしく振舞い、キッチリやっつけられるのがスカッとする。ダモカンが頭を貫かれて「ぺぎゃ」と呟いたり、双子の頭に木の枝…

ギーガーの「エイリアン」と、ジョジョのスタンドたち

「ブックオブエイリアン(the book of alien)」という本があり、映画「エイリアン」のさまざまなデザイン画、創作の裏話が掲載されている。メビウスによる宇宙服のデザイン画があり、一目で観て分かる素晴らしさですが、最も目を引くのは、H・R・ギーガーに…