ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

お盆休みに聴く「砂の惑星」

お盆休みになると毎年 家族が実家に帰省して、(仕事の都合上)私1人だけで数日を過ごす。ふだん 仕事や人間関係に忙殺されているときは一人になりたいと思い、家族からも離れて1人きりの充実感を味わうのだが、半日か1日くらい経つと物さみしくなってく…

マンガ 「セブンブリッジ」の感想

セブンブリッジというマンガを読んだ。 板橋しゅうほうによるSFファンタジーで、白雪姫を中心に、いろんな童話・ファンタジーの要素を盛り込んだ想像力豊かな作品だった。 ジョジョとほとんど関係ない話題となり、すみません。付け足しのように加えると、本…

「何が起こっているのか分からない」 ジョジョに特徴的な場面描写

ウルトラジャンプ 2019年7月発売の最新号を読んだ。常敏・つるぎとオージロー、マコリンの戦いが描かれた話で、スピーディーに決着して面白かった。 常敏のスタンドがどのような罠をしかけたのか、オージローはどうしてプールに飛び込み、マコリンは誰…

プロ野球、キン肉マン、ジョジョ 豪傑たちの生き様を追う

(ジョジョと殆ど関係ない記事となり、すみません。ジョジョリオンの連載を毎月読んでいますが、月刊誌ゆえか展開が遅く、こまめに感想を語りづらい雰囲気があります。オージロー再登場の意外さ、つるぎと同級生 子どもと保護者たち、黒柳徹子のような学校長…

「海獣の子供」感想

ジョジョとほとんど関係ない話題で恐縮ですが、映画「海獣の子供」を観に行った。 宇宙が人の形(頭があって、胴体や手足がある)になって、宇宙=人=地球を表現するのは陳腐でどうかと思ったが、全体的に映像が凝っていて、どこまで凄いモノを見せるのか?…

正統と異端 (オカルトとは何か)

2014年の春 このブログで、「ジョジョはなぜ気持ち悪いのか?」という記事を書いたことがあった。 ジョジョは、なぜ気持ち悪いのか? - ジョジョ読者のブログ 当時 ムーなどの編集によるミニムック、拷問と処刑、天使と悪魔、心霊現象やカルトを取上げた…

座右の銘、心の泉

いわゆるミッションスクール、キリスト教系の学校法人に就職することになって、キリスト教や西洋史、中近東地域の古代史をいろいろと調べて読んでいた。 いろいろとものを見る目が拡がったのは良かったし、楽しかったのだが、結論として、自分はクリスチャン…

イチロー引退会見より、抜書き

私が転職活動を行っていた昨年秋~今年の冬にかけて、作家の橋本治さんが亡くなり、貴乃花はカエルの絵本を発表し、イチローが東京ドームで試合に出て引退した。 自分が二十代のとき、橋本治の本をよく読んだり、貴乃花は少年ジャンプにまで登場した破竹の勢…

椛島勝一氏は挿絵画家で、椛島編集のおじいさんだった。

ウルトラジャンプの最新号を買うと、「荒木飛呂彦原画展ー冒険の波紋ー」を、2020年1月 長崎県美術館で巡回開催します、とニュースが載っていた。 それだけなら、なぜ長崎?とは思ったものの、原画展がそこそこ人気あるのだな というだけの感想だったが…

ジョジョ8部、キリスト教に基づいたテーマと認識する(覚え書き)

仕事の関係でキリスト教のあれこれを調べていて、新訳聖書 4つの福音書を読んだ。 福音書を読んで、クリスチャンに入信しようとは思わなかったが、とても面白く、興味深い示唆や学びを得た。 そして、福音書を読んで今更ながらに気づいたのだが、 現在連載…

ジョジョシリーズ 「究極の肉体」と「究極の精神」描写の移り変わりと、5部~8部への辛めの評価

ジョジョ5部と6部のコミックスを、実家から取り寄せてひさしぶりに通読した。(下記、私自身の率直な感想ではありますが、「過激」な意見も含み、万人向けではありません。あしからずご了承ください) 5部の中盤、イルーゾォの辺りからとみにバトルが分か…

スティール・ボール・ラン キリスト教と関わりつつの総括

ジョジョとキリスト教の関わりに主眼を置きつつ、7部のストーリーとテーマを総括しようとする記事です。 ジョジョ展みたいなシリーズ歴代主人公集合企画があるとき、ジョナサンがシーザー風バンダナ、ジョセフが飛行帽、7部からはジョニィが登場するのが恒…

「運命」と戦う主人公たち ジョジョシリーズの通観、ジョジョリオンのクライマックス予想

実家に本を取りに行き、ジョジョ5部6部のコミックスなどを手元に取り寄せた。5部コミックスを47巻から読み直して、5部文庫本あとがきなど周辺の資料を見返していた。 5部文庫本の作者あとがき、ジョジョメノンの作者インタビュー、4部リミックス本の…

ジョジョ6部 キリスト教と関わりつつの総括

ジョジョとキリスト教の関わりに主眼を置きつつ、6部のストーリーとテーマを総括しようとする記事です。 6部は、5部で示された「運命の奴隷」モチーフの進化、「人間は、産まれながらに罪を背負う」ことの深化と追求が図られた。 「罪人」として、罪を背…

ジョジョ5部 キリスト教と関わりつつの総括

ジョジョとキリスト教の関わりに主眼を置きつつ、5部のストーリーとテーマを総括しようとする記事です。 ジョジョにまつわる小話として、連載直前の週刊少年ジャンプに「驚異の二重人格者ジョジョが登場!?」みたいなウソ予告が載ったという小話がある。(…

ジョジョ5部と6部の難点 (ジョジョとキリスト教の関わり、端書き)

仕事の関係でキリスト教とそれに類比・対置する思想哲学を調べる必要があって、自分なりにあれこれ読んでいた。まだまだ調べて実践し、確かめている最中であるが、途中でふと気がついたことがあり、「ジョジョのシリーズ、中でも5部と6部、7部以降の展開…

「お伽草紙」と「人間失格」  太宰治と吉良吉影のアント/シノ的二元論

(下記 ほとんどジョジョと関係ない記事であり、私の読書メモです。 ジョジョリオンの連載は次号休載、つるぎと密葉の行方が気になりますが、幕間の暇つぶしとしてご覧ください) 仕事の参考に、ふと太宰治の「お伽草紙」を手にとって読んだところ、とても面…

ジョジョリオン 「収穫へのカウントダウン」

ジョジョリオンの連載をけっこう楽しみに毎月読んでいて、ウルトラジャンプでは他に、オオカミライズともののがたりをある程度楽しみに読んでいる。 (メランコリアは、最初の数回 面白かったのだが、話が繋がっているような繋がっていないようなややこしさ…

21世紀をどう生きるか?(究極の中2病)

仕事の関係で、100年前くらいのことを調べたり、そこから現代に結びつけて、自分の行く末を考えることがある。 社会科学の本を読んでいると、(1905年発表の論文 世界的な大家で、その卓越した知見と共に)これは究極の中2病だな、と感じる節がある…

ジョジョリオン 羽先生を倒すまでの話の感想

ジョジョリオン 2018年12月発売のウルトラジャンプ、羽先生が倒されるまでの話を読んだ。 (ブログ記事では取り上げていないが、ウルトラジャンプが出るたび毎月買って読んでいる。今月号はとくにひどく、ジョジョリオン以外は目も当てられない些末な…

ジョジョ原画展の感想と、「情熱のバラ」

ジョジョ30周年の原画展「冒険の波紋展 大阪展」を観に行ってきた。箇条書きでかんたんな感想を述べると、下記の通り。 ・12枚が屏風状に並ぶ、等身大の原画 目線、地平線、消失点をあわせて観ると面白かった。 ・一人 とてもオシャレな観覧者の方があり…

ブルーハーツのトレイントレインと、ジョジョ30周年の原画展(を見る前の期待)

ジョジョ30周年の原画展が東京で始まって、見にいけた人が羨ましい。年末の大阪展を観に行くつもりであるが、まだもう少し先の話である。 ーー全然 関係ない話のようで恐縮ですが、最近になってブルーハーツが良いと思うようになり、CDを借りて聴いてい…

岡田あーみんとさくらももこ りぼんマンガの思い出

漫画家のさくらももこさんが亡くなって驚いた。53歳で乳がんで亡くなられたということだが、(10才ほど若い)自分たちの家族も、健康管理と余命に気をつけなければ と思う。 もう1つ、別の意味で驚いたのは、さくらももこさんが亡くなった今年のお盆頃…

6億円の宝くじが当たったら何をする?

ジョジョ4部 岸部露伴が初めて登場したエピソードで、 「金やチヤホヤされるためにマンガを描いているのではない。ぼくは読んでもらうためにマンガを描いている」 と宣言する場面があった。 「これ以上、王道の漫画はない」と題する最近のインタビューで、…

ジョジョのテーマ「成長する読者に、成長しない作品は必要ない」 大村はまが説く「教えるということ」

ジョジョ原画展の開催が近づいていて、ジョジョをめぐるさまざまな話題がメディアから出ている。ジョジョサピエンスというアンケート企画で、ジョジョの好きな部を問う質問があったが、3~5部が人気で、現行の8部は1部と並んで最下位だった。 ジョジョリ…

岩人間の発想はどこから来たのか? 個人的推測

インターネットの巷談を読んでいると、「ジョジョリオンの岩人間は、2部の「柱の男」のリメイクじゃないか」という意見を読むことがある。 1部→7部へのリンクと同じく、2部→8部への重ね合わせはありうるし、人間ではない超生物という点で、柱の男と岩人…

螺髪のドクターと橋本陽馬

ウルトラジャンプの最新号と、岸部露伴は動かない2巻が同時に発売され、買って読んだ。 ジョジョリオンの連載は新展開で、密葉さんを誘惑するハンサムなドクターが出てきた。ロカカカの枝を奪いに来た2人のうちの1人で、岩人間の最後の一人と思う。 (個…

チャンピオンで「ドカベンの最終回」を読んだ。

人生で(多分)はじめて週刊少年チャンピオンを買い、「ドカベンの最終回」を読んだ。 岩鬼と山田、陰と陽の2人の主人公に焦点を絞ったラストで、最後の見開きのホームランは圧巻だった。 ドカベンは、甲子園編は、二年の春まで読んで、殿馬がハイジャック…

ジョジョの旧世界と新世界 何をどう「語り直して」いるのか、推測のメモ

4月1日 日曜日の休日、近所のお寺に花見に行って、待ち合わせ中の暇つぶしに思いついたメモ。 ジョジョの旧世界(1~6部)と新世界(7、8部以降)について、荒木先生のインタビューによれば、新世界は旧世界の「語り直し」として、意識的にテーマやキ…

時間と意識

スティールボールラン 文庫本16巻が発売されていることを知り、荒木先生のあとがき目当てに、買って読んだ。連載中のジョジョリオンを含めて、物語をどう終わらせるかについての作者の考え、スティールボールランのラストに触れた内容だった。 作者の思い…