ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

ジョジョリオンに残された謎 「壁の目」とは何か

ジョジョリオンが連載100回を迎えて、主人公と岩人間の戦い、ロカカカの実と東方家の因縁は佳境を迎えている。 物語の糸筋はだいたい解きほぐされつつある と(私自身は、読んでいて)感じるが、ひとつ、開幕当初から残された「謎の存在」がある。 壁の目…

ソクラテス、プラトン、アリストテレス 師匠と弟子、神と超人のドラマ  完璧超人始祖編を深読みする

(ジョジョとほとんど関係ない話題となり、すみません。9月連休中 ヒマのあるときに頭に浮かんだメモ、キン肉マンの忘備録です) キン肉マン 完璧超人始祖編は、神とその弟子、弟子がいかにして師匠を越えうるか 人類の起源と可能性に切り込んだ、壮大な大…

透龍くんと院長 2人の敵役、正体を予想する

お盆休みで暇になったので、ジョジョリオン 19巻~最新話(第99話)までの展開をザッと読み返してみた。 透龍と院長の2人が入れ替わるように登場して、主人公らを惑わせる展開となっている。 以下 私の展開予想が当たるか当たらないか 定かでないが、2…

種の起源、超ひも理論、ジャパニーズホラー アリの目タカの目で、ジョジョリオンを深読みする

ウルトラジャンプ2020年8月号 透龍君の出生が明かされ、人間(ホモサピエンス)と岩人間 炭素生物とケイ素生物の同異が解説される回を読んだ。 とても面白く刺激的な内容の話で、(残念ながら、先月くらいのブログ記事で書いた)透龍はただの医学生で院…

キャラクターは作者自身の投影である 独断と想像のメモ

マンガに描かれるキャラクターは作者自身の投影である。荒木先生の「漫画術」 キャラクターづくりの章で、そんなことが述べられていた。 理髪店に行ってヒゲソリをしてもらっていたところ、アヌビス神にとりつかれた散髪屋さんとポルナレフのやりとりが目に…

ジョジョリオン ラストバトルの構図

ウルトラジャンプ2020年7月号、レッドツェッペリン「CODA」風のフォントがカッコいい表紙の回を読んだ。 今月号 作者の絵を描くテンションがとみに上がってきていて、ロングの小さな人物でもジャガイモのような顔の崩れた表情が無く、ピシッと絵が決ま…

ジョジョリオン 2020年4月号の感想

ジョジョリオン 2020年4月号、「終わりなき厄災 その1」を読んだ。 2019年の年明け、密葉とつるぎの親子が学校でいじめられる話(コミック21巻、冒頭の一話)から話がつながって、今月号でひとつの節目を迎えた感じだった。 東方家の対立、康穂…

キン肉マンシリーズの概観 正→反→合の弁証法で、テーマやストーリーのつながりを読む

(ほとんどジョジョと関係無い記事になり、すみません。キン肉マンシリーズについて語っている記事です) キン肉マン1~36巻、37巻~現在までのコミックを揃えて読んでいるが、キン肉マン2世については、まだ読んだことが無い。 何となく、「2世もの…

「強さとは何か」 ブルースリーの燃えよドラゴンを観る

お正月休みに、映画「燃えよドラゴン」をはじめて観て、あわせて、手元にあった手塚治虫「マンガの描き方」を読み返し、ゆでたまご「生たまご」を読んだ。 東洋と西洋の違い、肉体と精神の調和みたいなテーマを求めて、アマゾンプライムではじめてレンタルし…

2019年の振り返り

2019年の暮れが押し迫って、今年のマンガ読書を振り返ると、ジョジョリオンはあまり面白くなかった。院長先生とのチェイスが延々と続いていた感じだった。 キン肉マン オメガ編の連載も読んでいるが、最近に読んだ1巻~60巻のインパクトが強い。 手塚…

火の鳥 全巻読了のメモ、手塚治虫と荒木飛呂彦の比較

手塚治虫の「火の鳥」を、黎明編から太陽編まで、ついでに別巻(角川文庫の第14巻。資料集的なもの)をあわせて読んだ。 火の鳥は小学5~6年生のときに読んだことがあり、印象的なコマやシーンが節々にあり、思い返しつつ読んだ。今回 読んで面白かった…

作者の思惑

日曜日の昼間 ゆったりした時間を活用して、キン肉マン王位争奪編(24~36巻)を一気に読み終わった。 王位争奪編は、昔 ジャンプの連載で読んでいたよりも大分面白かった。毎週ごとの連載を読むのではなく、コミックスで一気に通して読んだからだと思う…

評論することのおかしみ

この11月、仕事の合間にお休みを貰ったり、自宅で本を買い込んで読むという生活をしていて、amazonで本を注文して読んだり、紀伊国屋書店やジュンク堂書店を訪ねて本を買い込んだりしたことが随分あった。 10~11月の2か月間で、あたらしく本を買うの…

ゆでたまごと荒木飛呂彦 2人の作家の才能を比較する

キン肉マン 66巻の全巻セットを買ってしまい、少しずつ読んでいる。9巻、10巻 2回目の超人オリンピックが終わって、悪魔超人との戦いが始まるあたりまでを読んだ。10巻 各話の扉に、読者投稿の詩がいくつか載っていて、キン肉マンのやさしさ、強さを…

ジョジョリオン 定助がホリーさんに助けられた話に、ガックリ来た感想

身の回りがバタバタして、慌ただしい日常を過ごしている。去年は父が、今年は母が相次いで病院に入院し、幸い 二人とも無事で退院できる見込みなのだが、お迎えが迫りつつあることを感じる。 XTC Wake upという曲を聴きたいテンションになり、クルマの中でか…

ゆでたまご先生の天才性を語る キン肉マン1~4巻の感想

ドラえもんとクレヨンしんちゃん、ミュージックステーション 金曜夜のTV2時間枠が解体され、ニチアサキッズ(スーパー戦隊からプリキュアまでの90分)が解体されて久しい。世の中の移り変わりを感じる事例だが、息子に聞いたところ、今の子どもはyoutube…

当ブログのアクセス解析、インターネットで記事を書くことの反省

このブログを開設させて頂き、沢山の方がアクセス、記事を読んでいただきありがたいことだと思う。ときどきコメントを頂くことがあって、コメント投稿いただく記事の種類は、アクセス割合に比例している。 当ブログの人気記事、アクセスの多いベスト3は下記…

ジョジョリオンの路線変更、あれこれの要素への感想

イタリア・ルッカで行われたマンガアニメのフェスティバルに、荒木先生が登壇。「ジョジョはジャズコンサートの要領で描かれていて、シリーズ全体の終わらせかた 頭の中にイメージはあるが、そこにどうやってたどり着くかが、描いている自分にもまだ分からな…

「無敵のヒーロー」から遠く離れて

このブログ記事で、本ブログの記事は200本目の投稿になる。数字にとくに意味は無いが、数字の節目が積み上がってくるのは何となく嬉しい。 本ブログでは、ジョジョ7~8部のことを主に書いているが、これは現在進行中の部であるからで、個人的には、ジョ…

お盆休みに聴く「砂の惑星」

お盆休みになると毎年 家族が実家に帰省して、(仕事の都合上)私1人だけで数日を過ごす。ふだん 仕事や人間関係に忙殺されているときは一人になりたいと思い、家族からも離れて1人きりの充実感を味わうのだが、半日か1日くらい経つと物さみしくなってく…

マンガ 「セブンブリッジ」の感想

セブンブリッジというマンガを読んだ。 板橋しゅうほうによるSFファンタジーで、白雪姫を中心に、いろんな童話・ファンタジーの要素を盛り込んだ想像力豊かな作品だった。 ジョジョとほとんど関係ない話題となり、すみません。付け足しのように加えると、本…

「何が起こっているのか分からない」 ジョジョに特徴的な場面描写

ウルトラジャンプ 2019年7月発売の最新号を読んだ。常敏・つるぎとオージロー、マコリンの戦いが描かれた話で、スピーディーに決着して面白かった。 常敏のスタンドがどのような罠をしかけたのか、オージローはどうしてプールに飛び込み、マコリンは誰…

プロ野球、キン肉マン、ジョジョ 豪傑たちの生き様を追う

(ジョジョと殆ど関係ない記事となり、すみません。ジョジョリオンの連載を毎月読んでいますが、月刊誌ゆえか展開が遅く、こまめに感想を語りづらい雰囲気があります。オージロー再登場の意外さ、つるぎと同級生 子どもと保護者たち、黒柳徹子のような学校長…

「海獣の子供」感想

ジョジョとほとんど関係ない話題で恐縮ですが、映画「海獣の子供」を観に行った。 宇宙が人の形(頭があって、胴体や手足がある)になって、宇宙=人=地球を表現するのは陳腐でどうかと思ったが、全体的に映像が凝っていて、どこまで凄いモノを見せるのか?…

正統と異端 (オカルトとは何か)

2014年の春 このブログで、「ジョジョはなぜ気持ち悪いのか?」という記事を書いたことがあった。 ジョジョは、なぜ気持ち悪いのか? - ジョジョ読者のブログ 当時 ムーなどの編集によるミニムック、拷問と処刑、天使と悪魔、心霊現象やカルトを取上げた…

座右の銘、心の泉

いわゆるミッションスクール、キリスト教系の学校法人に就職することになって、キリスト教や西洋史、中近東地域の古代史をいろいろと調べて読んでいた。 いろいろとものを見る目が拡がったのは良かったし、楽しかったのだが、結論として、自分はクリスチャン…

イチロー引退会見より、抜書き

私が転職活動を行っていた昨年秋~今年の冬にかけて、作家の橋本治さんが亡くなり、貴乃花はカエルの絵本を発表し、イチローが東京ドームで試合に出て引退した。 自分が二十代のとき、橋本治の本をよく読んだり、貴乃花は少年ジャンプにまで登場した破竹の勢…

椛島勝一氏は挿絵画家で、椛島編集のおじいさんだった。

ウルトラジャンプの最新号を買うと、「荒木飛呂彦原画展ー冒険の波紋ー」を、2020年1月 長崎県美術館で巡回開催します、とニュースが載っていた。 それだけなら、なぜ長崎?とは思ったものの、原画展がそこそこ人気あるのだな というだけの感想だったが…

ジョジョ8部、キリスト教に基づいたテーマと認識する(覚え書き)

仕事の関係でキリスト教のあれこれを調べていて、新訳聖書 4つの福音書を読んだ。 福音書を読んで、クリスチャンに入信しようとは思わなかったが、とても面白く、興味深い示唆や学びを得た。 そして、福音書を読んで今更ながらに気づいたのだが、 現在連載…

ジョジョシリーズ 「究極の肉体」と「究極の精神」描写の移り変わりと、5部~8部への辛めの評価

ジョジョ5部と6部のコミックスを、実家から取り寄せてひさしぶりに通読した。(下記、私自身の率直な感想ではありますが、「過激」な意見も含み、万人向けではありません。あしからずご了承ください) 5部の中盤、イルーゾォの辺りからとみにバトルが分か…