ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

ジョジョリオン

ジョジョ6部→7部・8部へと通底するテーマ 「自然に帰れ」と2011年問題

ジョジョシリーズを続けて読んできた方であれば、6部ラストの大きな「断絶」、7部以降への「転回」について、ひとこと語らずにはいられないものだと思う。6部のラストが謎めいた解釈を残していることもあるし、キャラクターや舞台設定に没入するタイプの…

「もう中学生」のリアリティ

5月の休日 子供たちの遊びの付き添いで、公園に行くことがあった。地域のお祭りをやったりしていて、多くの子供たちで賑わっていた。ボルダリングよろしく5mくらいの石壁を登る子供がいて、滑落しないか、見ていてハラハラした。小学生から幼稚園くらいの…

東方定助は復活する

ジョジョリオンの連載 ダモカンの過去編が始まった辺りから、ウルトラジャンプをだいたい毎月買って読む習慣になっている。月間でも週間でも、連載1回ごとに「引き」があって、次回の展開を想像する楽しみがあることは同じだ。連載の合間を待つことはじれっ…

ジョジョリオン14巻の感想 「金」と「病気」で語る現代社会

ジョジョリオン 14巻とウルトラジャンプ 1月号(60話の掲載号)を、買って読んだ。ジョジョリオン 60話は、ゾンビ化した少年とおばさんが定助に襲い掛かってくる話で、ゾンビがあげる奇声、何種類あるのかと思うほどのバリエーションの豊富さがいい感…

ジョジョリオン 59話の感想(メモ書き)

ウルトラジャンプ11月号掲載のジョジョリオン 59話、極簡単なメモ書きの感想です。「池の辺に住む男 ①」というタイトルの話で、神社のほとりに住む四肢欠損の男、岩人間の長老格の男(?)が登場した。一目見た時、「乙武さん」がジョジョに現れたと思っ…

ジョジョリオン55話の感想、予想  漫画ゴラク・サンデーへの追慕

ジョジョリオン 55話、ダモカンと決着し、東方花都が登場するまでの話を読んだ。ダモカンとの戦いはスカッとする決着で、ゲスがゲスらしく振舞い、キッチリやっつけられるのがスカッとする。ダモカンが頭を貫かれて「ぺぎゃ」と呟いたり、双子の頭に木の枝…

ジョジョリオン53話 過去編が完結し、「無かったことにされるだろう伏線」を整理する

ジョジョリオン 53話、ジョセフミと吉良が壁の目で一体化するまでの話を読んだ。過去編の展開はとても面白く、2人の友情と信頼、経済ヤクザたるダモカンの迫力に恐々としながら引き込まれて読んだのだが、コミックス1巻~11巻まで描かれたエピソード、…

ジョジョリオン52話 「信頼」 の感想

ウルトラジャンプ 50話の掲載号からは毎月買って、最新話を逐一読んでいる。ジョジョリオンの12巻も発売日に買って、あわせて読んで、ダモカン登場以来のテンションの高まりに面白く読んでいるところである。カレラ登場時のエピソードであったり、1巻か…

ジョジョリオン 50話までの、ストーリーのアウトラインと、今後 気になる3つの「謎」

ゲームや映画の話題を離れて、ひさしぶりに、ジョジョリオンのことを書きます。ウルトラジャンプ 最新号が発売され、吉良とジョセフミが過去に出会ったときの話を読んだ。公園のベンチでジョセフミと吉良が語り合うシーンは印象深く、久しぶりに「カッコいい…

バースデープレゼントとしての「悪魔のいけにえ」、 「サイコ」のノーマンと吉良吉影

ここ数日 本ブログを連日更新しているのは、お盆の頃に観たホラー映画の影響が大きい。お盆前後で時間が出来たときに、自分の誕生祝い(8月生まれ)の代わりに面白そうなのを観るかというつもりで、荒木先生の新書をガイドブックに、1枚108円で次々にD…

ジョジョ3部の「サブタイトル」

(※下記の記事は、あまりまとまりのなく、読んで楽しい内容にもなっていませんが、個人の見解を記録するため、また忘備録として掲載します。 ジョジョ3部のサブタイトル、ジョジョに現れる宗教的影響についての記事です。) ジョジョ3部のテレビアニメ エ…

メジャーでマイナーをやれ  椛島編集と橋本治

ジョジョベラーか何かのインタビューで、ジョジョ連載当初(または連載準備期間?)に、椛島編集が荒木飛呂彦を励ました言葉がある。「マイナー誌でマイナーなことをやっても普通でしょ。それは面白くない」「メジャー誌でマイナーなことをやるから面白いん…

ジョジョリオン8巻の感想

ジョジョリオン8巻が発売されていたので、買って読みました。 夜露戦が終わって、登場人物をめぐる「謎」が「岩石になる病気」で一本化され、東方家 次期家長の常敏が登場。クワガタムシを使ったムシバトルで駆け引きを進めていく…と、次巻が楽しみになる展…

帰納法と演繹法

ジョジョリオンを読んでいると、連載1回ごと、エピソード1つごとに描写や設定が食い違ってきて、物語に入り込めなくなってしまうと以前のブログで書いた。ジョジョリオンの場合、謎解きのミステリーが主眼の物語であるため、これらの謎が食い違ってきてし…

ジョジョリオン6巻、ウルトラジャンプ最新号、3部のアニメ ネガティブな感想

(あまりまとまりのない記事ですが、忘備録として。また、ネガティブな愚痴を含みますことをお留め置きください)ジョジョリオン 6巻が発売され、同日にウルトラジャンプ最新号も発売された。また、3部TVアニメのプロモーション映像が公開され始めている…

定助と憲助が対峙する話から、今後の予想 よく分からない点

ウルトラジャンプ最新号 定助と憲助が対峙する話を読んだ。先の展開を見たくなる、想像力を刺激される面白い話だった。東方家に定助がやってきたコミックス2巻あたりの展開と、夜露が登場したここ数話の展開では、物語の黒幕が、急きょ憲助から夜露に変更さ…

ジョジョリオン コミック5巻くらいまでに描かれた設定、伏線

ジョジョリオンはどんなラストを迎えるのか? これまで(コミック5巻くらいまで)に描かれた設定、伏線の一覧をまとめたメモ。 ●ジョジョリオンで描かれた設定 ・3.11大地震の夜、壁の目が隆起した。その理由、壁の目が何を及ぼすかは誰にも分からない…

映画の達人

荒木飛呂彦 著、2冊の映画評論本「ホラー映画論」「映画の掟」が出版されている。 ジョジョ製作の舞台裏を覗くような内容になっていて、映画からいかに作者が影響を受け、学び、マンガを描く肥やしにしていったか垣間見える内容になっている。 文章や内容そ…

短編作品集「岸部露伴は動かない」  リセットできる強み、無限に続く杜王町のその後

短編作品集「岸部露伴は動かない」が発売され、まだ読んでいなかった富豪村、密猟海岸の話を読んだ。 1997年作成の懺悔室と2013年作成の密漁海岸では、絵柄やコマ割りが随分変わっており、昔に比べると今はアクが抜けたというか角が取れたというか、…

ジョジョリオン5巻と、3部のアニメ化 ネガティブな感想

ジョジョリオン5巻を買った。カツアゲロードの話の決着は、警察官が言うように公務執行妨害(警官への傷害)がウヤムヤになっていてちょっとすっきりしない。 絵が全体的に雑で、康穂が教室の椅子に座ったり、松の上で屈むところはデッサンが随分くずれてい…

ジョジョリオン4巻、ウルトラジャンプ5月号の感想

ジョジョリオン4巻、ウルトラジャンプ5月号を同時に買い、読む。久しぶりにジョジョの新作を読みました。以下 その感想、予想です。 4巻とウルトラジャンプ5月号(ジョニィが登場する回)をあわせて読んで、ようやくジョジョリオンの物語の全体像が見え…

物語の大きさ、小ささ

気に入ってるファンの方には申し訳ないんですが、ジョジョリオンはこれまでの所面白くない。 スタンドバトルがいよいよマンネリに過ぎることや、設定・ストーリーがやや強引・説明不足でありながら魅せる力に欠けていること、いくつか原因を挙げられるのだけ…

吉良の性癖

ジョジョ4部 吉良でいちばん印象に残っているのが、助けにきた女医に自分の性癖を告白するシーン。 モナリザで勃起、手のとこだけ切り抜いて飾っていた。あなたのも、切り抜きたい…。 今まで48人の手のきれいな女性を殺しました。私の秘密を知るのはあな…

ジョジョリオン3巻の感想

(amazonレビューより転載) 「ゆるいマンガになってしまった。」 2012/9/20By 双眼 レビュー対象商品: ジョジョリオン 3 ジョジョ1部からの読者ですが、ジョジョリオンはあまり面白くない。既視感のある設定、展開、キャラクターの言動。1~4部のキャラ…

ジョジョリオンのよく分からない点

ジョジョリオン 単行本1巻~3巻くらいまでで、よく分からない点。 ●マンションに捕まっていた裸の女と、SMプレーの写真。 笹目の自白によると、吉良の犯行に見せかけるため女を捕まえSMプレーの写真を撮ったということだった。写真の中には、定助の姿も写…