ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

ジョジョ全体

ジョジョ6部→7部・8部へと通底するテーマ 「自然に帰れ」と2011年問題

ジョジョシリーズを続けて読んできた方であれば、6部ラストの大きな「断絶」、7部以降への「転回」について、ひとこと語らずにはいられないものだと思う。6部のラストが謎めいた解釈を残していることもあるし、キャラクターや舞台設定に没入するタイプの…

私の好きな作家たち

(ジョジョとはあまり、直接的に繋がらない話題ですみません。自分自身の趣味嗜好を整理するためのメモ書きです)私の好きな作家たち ということで、マンガ家ではジョジョの荒木先生、鳥山明先生、水島新司、望月ミネタロウ、手塚治虫。文章を書く作家さんで…

人生の裏通り

「東スポ裏通り」のようなタイトルであるが、「街頭 淫タビュー」や「ボッ起ン画像」のようなエロい情報をまとめた記事ではありません。個人的に思うところ、人生の裏通り的な事柄の箇条書きです。(最後のほうで、ジョジョにも触れています)・XTC Oranges …

「人生をいじくり回してはいけない」 水木しげるの背後霊と、ジョジョのスタンド使いたち

水木しげる先生のエッセイ「人生をいじくり回してはいけない」を読んだ。税務署や世間の冷たい仕打ちに心が折れて、クジけていたときに手にとったのだが、南伸坊デザインのゆるい表紙につられて手にとった、水木さんのエッセイはとても面白く興味深いものだ…

ジョジョで後付け設定が追加され、矛盾が生まれるのはなぜか?

ジョジョを読んでいると、後付け設定が追加され、矛盾が生じることがたびたびある。有名なところでは、1部連載時 (ジャンプ誌上で)ツェペリさんの死に際で「自分には家族が居なかった」ことが語られたが、2部になって、孫のシーザーが登場する展開となり…

フェヒナーの法則と、不易流行

理数系の新書本を、雑学+中高科目の復習として、ときどき読み返すことがある。京極一樹 著「中学・高校数学のほんとうの使い道」という本があり、なるほどと思わされる一節があった。 「人間の感覚は刺激の対数に比例する。これをフェヒナーの法則という。…

「時よ止まれ、おまえは美しい」  /  ジョジョ7部・8部で描かれつつある、新境地について

ジョジョ3部 DIOに、「ザ・ワールド 時よ止まれ!」という決めゼリフがある。DIO(ディオ・ブランドー)は石仮面を被って人間を超えた吸血鬼となり、さらにスタンドを身に付けて、肉体・精神ともに「ブッチギリで、人間を超えた存在」になった。世界の全て…

ジョジョとドラクエ 三部作の凄みを語る

ドラゴンクエスト2に続き、ドラゴンクエスト1、ドラゴンクエスト3をクリアするまで遊んだ。「ジョジョとゲーム」というカテゴリで、たびたびドラクエに触れてきたのですが、ジョジョとドラクエは、三部作で一つのサーガが完結するという共通点があるし、…

マンガの基本4大構造から探る、ゲームの面白さと独自性

「荒木飛呂彦の漫画術」によれば、マンガには「基本となる4つの構造」があり、重要な順に、キャラクター、ストーリー、世界観、テーマ 4つの要素が存在する。これらは互いに影響を及ぼし合って存在し、これらを増幅し統括するのが絵とセリフである。マンガ…

「総員玉砕せよ!」 女郎の歌と、生きるための戦い

水木しげるの「総員玉砕せよ!」を読んだ。ペーソスあふれる太平洋戦記で、作者によれば90%が実話であり、かつ、自身がいちばん気にいっている作品であるという。登場人物が急に出てきて死んだり、妙にリアルな似顔の登場人物が出てきて、おそらく、実際…

荒木飛呂彦の漫画術

荒木飛呂彦の漫画術について。 本ブログを閲覧される方(=ジョジョ、荒木先生の漫画に興味のある方)は、必見の本だと思います。 荒木飛呂彦自らが、どのようにして漫画を造り出してきたのか、 そのノウハウが詳細に解説されています。 漫画制作における「…

黒歴史を照らす、理性の光

「黒歴史」という言葉がある。元々はアニメ用語らしいのだが、「思い返すと恥ずかしい過去」「黒く塗りつぶして封印したい、過去の出来事」みたいな意味で使われている。黒歴史と言われて、自分にもいくつか思い当たる節があり、過去を抹殺してしまいたい、…

大・どんでん返し!

今は昔、とんねるずが20代で最も勢いのあった頃、石橋が「大・どんでん返し!」とよく叫んでいた。ねるとん紅鯨団で、男が手を挙げて告白しようとするときに、別の男が手を挙げて割り込んできたときとかに、石橋の「大・どんでん返し!」がカットインして…

ジョジョの奇妙な珍百景

前回の記事で、このブログの記事が累計100本を数えることになった。今回の記事は101本目で、キリが良い数字が並ぶのは縁起がよいことだと思う。100つながりということで、自分のお気に入りテレビ番組の一つに、「ナニコレ珍百景」がある。ジョジョ…

メディアはメッセージである

メディア論の古典 マクルーハンが述べた言葉に、「メディアはメッセージである」というものがある。メディアが伝えるコンテンツ(内容物、情報、著者の主張etc)だけに目を向けるのではなく、コンテンツを内包するメディア(媒体、外殻、プラットフォーム、…

メジャーでマイナーをやれ  椛島編集と橋本治

ジョジョベラーか何かのインタビューで、ジョジョ連載当初(または連載準備期間?)に、椛島編集が荒木飛呂彦を励ました言葉がある。「マイナー誌でマイナーなことをやっても普通でしょ。それは面白くない」「メジャー誌でマイナーなことをやるから面白いん…

「後付け」は良いことなのか、悪いことなのか

マンガの感想を語るとき、「後付けの設定」「後付けのお話」は良いことなのか、悪いことなのか 議論になることがある。例えばジョジョ1部でツェペリさんは天涯孤独を謳っていたのに、2部になってシーザーが出てきたこと、4部でジョセフに隠し子がいたこと…

ジョジョを好きな有名人(作成中)

ジョジョを好きな有名人(作成中。思い出し次第、追加していく) 主に、89年~90年代に、さまざまな媒体で発見した事例。 2000年代以降 ジョジョがTVやネットに取り上げられて以降の有名人は省く。(自分が、それらの媒体をチェックしていないため…

前向きに冒険すべし

(ごく個人的なメモ、年始の書初めのようなものです。客観性が無い点はすみません) 遅まきながら(?)はてな 近藤ご夫婦の離婚と近況について知った。また、糸柳、malaさんなど、はてな近辺で働き話題を起こした人たちの近況を5年ぶりくらいに知った。 (…

ジョジョは、なぜ気持ち悪いのか?

ジョジョをめぐる様々な感想を読んでいると、「絵が気持ち悪いので、読みたくない」「生理的に気持ち悪くて敬遠していた(でも、一度読んでみると面白かった)」というような感想を散見する。岸部露伴のもとに届けられたファンレターでも「気持ち悪いよ、ア…

帰納法と演繹法

ジョジョリオンを読んでいると、連載1回ごと、エピソード1つごとに描写や設定が食い違ってきて、物語に入り込めなくなってしまうと以前のブログで書いた。ジョジョリオンの場合、謎解きのミステリーが主眼の物語であるため、これらの謎が食い違ってきてし…

理想の科学者像

ジョジョと関係ない話題で恐縮ですが、STAP細胞 技術開発の行く末に興味がある。自分は分子生物学者でもなく、専門外の事柄に判断を下すことはできないけど、バカンティ教授、小保方さんらの発想・研究が実を結ぶのか、再現性あるものとして確立されてい…

ジョジョ9部の予想 老人の心境を描く物語

2004年 SBRの連載が始まった頃、荒木先生のインタビューで「ジョジョは、9部まで構想がある」との発言があった。スターウォーズのようなサーガではなく、テーマもストーリーも全然違う形で、7,8,9部の物語は展開していく とのことだった。20…

戦いの駆け引き

ジョジョにおける、戦いの駆け引きについて。荒木飛呂彦作品のルーツを探ると、古くは武装ポーカー、魔少年ビーティーの時代から、戦いの駆け引きが描かれている。トリック・手品による駆け引きが多く、ビーティーからジョセフに、その系譜が受け継がれてい…

ジョジョの「形式」と「内容」

「荒木飛呂彦論」というタイトルで、評論家の加藤某氏がジョジョを評論するという本が出ている。評論の中身に積極的に取り上げるべき所は無かったのだけど、ジョジョという作品の「形式と内容」を分析し、その魅力を解明していきたいーーというような一節が…

競争を勝ち抜くためのヒント

競争を勝ち抜くためのヒント。競合に勝つ、自分に勝つためのヒント。 ジョジョおよび荒木先生インタビューからの抜書き・意訳。 作者インタビュー等から。 人気取りに走ってはいけない。アンケート結果とかが気になり出すと、自分の書きたいものが分からなく…

手作りの魅力

荒木先生がストーンオーシャン単行本のコメントで、トマト栽培になぞらえて「マンガの手作りの魅力、クセを失くしてしまうことの怖さ」を綴っていたことがある。 5部連載時 90年代後半にはパソコン・CGの導入に否定的で、マンガは手作りだからねえ…と述べ…

父親不在によるドラマ

ジョジョのドラマを概観していると、 父と子のドラマ、なかんずく父親不在によるドラマが、キャラクターの人格形成に寄与していることに気付く。 1部 ジョナサンとジョージ1世、ディオを交えた家督相続のドラマ。 2部 父親母親が不在で生まれ育ったジョセ…

映画の達人

荒木飛呂彦 著、2冊の映画評論本「ホラー映画論」「映画の掟」が出版されている。 ジョジョ製作の舞台裏を覗くような内容になっていて、映画からいかに作者が影響を受け、学び、マンガを描く肥やしにしていったか垣間見える内容になっている。 文章や内容そ…

理想のベストナイン 増補改定

理想のベストナイン 増補改定。 シーズン144試合の成績を付与してみた。 1番センター ジョルノ .300 10HR 2番セカンド ジョニィ .272 5HR 3番サード 承太郎 .320 40HR 4番キャッチャー ジョウスケ .280 28HR 5番ファースト ジョナサン .260 42HR 6番レ…