ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

宮崎駿「本へのとびら」から、2つの書評

岩波少年文庫を紹介する本 宮崎駿「本へのとびら」から、2つの書評を転載。ジョジョ25周年プロダクツに捧げます。

 

ホビットの冒険  トールキン

イギリスのファンタジーの傑作。旅と冒険、財宝と魔法、勇気と戦いの書です。ところが、今ではなんだか色あせて感じられます。

この本をヒントに、あまりにすごいRPGがつくられ、魔物を1匹2匹とやっつけて数えたりしすぎたのでしょう。それにもっと刺激的で細工をこらしたファンタジーが大量生産され、消費されたからだと思います。

この本は喰い尽くされてしまったのです。

 

西遊記  呉承恩著

これはおもしろい!! 読まないと損をします。

とにかく、自由奔放、縦横無尽、愉快で陽気で、壮大です。

この物語をヒントに、いまのゲームがたくさんつくられているといったら、わかってもらえるでしょうか。 おすすめです。