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ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

OVAとTVアニメ

ジョジョのTVアニメ もしかすると、3部が製作されるかもしれない。

そこで、北久保監督らによるOVAと、TVアニメを比較して考えてみる。

 

OVAのジョジョは男っぽくかつ映画っぽく、アニメのジョジョは女っぽくかつ漫画っぽく作られている気がする。

 

アニメのジョジョはとにかく原作におもねりながら、かつ女っぽく柔らかな画面を目指してはいて、
そのあたりが「原作の細かな細部にこだわる腐女子、それと同等の感性の人」に受けたのかも。
作り手と受け手の感性やレベルが似ていて、たまたま上手くはまったのかもしれない。

 

原作1~3部は神話的かつ壮大な大河ドラマ。1部がロマンホラー、2部がバトルアドベンチャー、3部がトラベルアドベンチャーと風味は違うが、骨太で男っぽい物語が流れている。アニメの腐女子指向は、これとは相容れていない。OVAは、原作漫画を解釈・再構成することにある程度成功している。1~7巻はそこそこだが、8~13巻はよくできている。

 

OVAを初めて見たときは、原作と違う、細かな展開の相違が気になったりした。最近になって見返すと、別の世界のジョジョがそこにあるかんじで楽しめた。これは、自分が大人になって、原作漫画を唯一とする視点から抜け出せたからだろう。

 

TVアニメをよくいえば、承太郎の真似をするオインゴを、ずっとやり続けているようなものだ。オインゴのパロディは初見では嫌だった(承太郎をバカにされてるような気がした)が、今では面白く読める。しかし、オインゴの承太郎の乗りがズッと続いていたら、もう漫画を見限って読まなくなっていただろう。原作におもねっただけの表現は、パロディとして消費されるしかない。10年20年の時間を生き残ることはできないのだ。