昔、大槻ケンヂと荒木先生が対談したとき、荒木先生があとがき漫画で「対談というのは戦いだと思った」とコメントしていた。
音石明の大槻と、荒木ヒロヒコがオラオラ殴りあっているイラスト。
OVAの製作話 北久保監督によるtweet(togetter)を読んでいて思ったのは、
この「創作の戦い」が原作者とスタッフ、スタッフ間で繰り広げられていたんだな ということだった。
TVアニメのほうは、原作および原作者と戦おうという姿勢が見えず、表現の追及も及ばず、
結果 内輪受けっぽい、ファンに媚びた映像になってるんじゃないか。
話変わるが、ウルトラマン(初代のTVシリーズ)製作にあたっても、いまだ道の無い中で、スタッフ同士が話し合い、ケンカし、激論もしながら作り上げていった現場、作品だったそうだ。
それが、帰ってきたウルトラマンを経て、ウルトラマンAになったあたりには現場がパターンを覚え、サラリーマン的な仕事をするようになり創発性は失われてしまったという。楽屋裏を詳しく知るはずは無いが、できあがった作品からそれは伝わる。
創作の戦いは、作品を生み出すために必要なものなのだ。