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ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

ニュースの無い町

ニュースの無い町がある。事件、事故、スキャンダルが起きず、昨日と同じ、昨年と同じ平穏な暮らしをつないでいる町がある。そうした町の人々の暮らしは、ニュースに載ることは無い。新聞にもネットニュースにも載ることは無い。

では、そうした町は「無い」のだろうか、「有る」のだろうか。事件事故を起こした1万分の1の人間と、事件事故を起こさなかった1万分の9999の人間は、どちらも「有り」存在している。しかし、ニュースの無い町の、ニュースの無い人々の暮らしは見えにくい。

 

ジョジョ1部のラストで、ジョナサンの活躍は、歴史にけっして登場しないヒーローの記憶(うろ覚え)と語られた。しかし、エリナとその赤ちゃん 近しい家族にだけは、その物語は語り継がれるだろうとも。

ジョジョ4部 東方おじいちゃんの意志を継ぎ、何も起こらない(ように見えている)杜王町を守るジョウスケも、同じく歴史の陰のヒーローだ。

 

(wikiからの引用)柳田國男は「郷土生活の研究法」のなかで「在来の史学の方針に則り、今ある文書の限りによって郷土の過去を知ろうとすれば、最も平和幸福の保持のために努力した町村のみは無歴史となり、我邦の農民史は一揆と災害との連鎖であった如き、印象を与へずんば止まぬこととなるであろう」と述べている。

この矛盾を突破するために、「常民」の生活文化史の解明を目的とする民俗学にとっては文献資料にのみ依拠することには限界と危険が伴うのであり、それゆえフィールドワークによる民俗資料の収集が重要だと論じている。

 

古館伊知郎とか朝日新聞のわざとらしい報道姿勢が鼻につくので、新聞やTVニュースはあまり視なくなった。私の住む町でも政治・社会・経済の事件事故は絶え間なく起こっている。しかし、ニュースには載らない生活の、社会の実相もおびたたびしい数起こり続けている。

真実はどっちにあるんだろうか?