荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟 集英社新書を購入し、読む。
どうでもいいけどスゴイタイトルで、本屋さんに書名を尋ねるのがちょっと恥ずかしかった。
中身は、荒木ヒロヒコの映画鑑賞ノート、漫画製作のための分析メモ その一端を読ませてもらったという感じ。前作のホラー映画論を含めて、内容のまとまりはあまり無い。
本書を読んで、見たくなった映画も、鑑賞の感想を共有できたものもある。ジョジョを知ってる人に向けた、映画エッセーという趣の本。
シュレックの主人公がお父さんになって収まっていくのに違和感を感じる、と述べた所で、承太郎もジョリーンの父親になっているけど、(3部と6部は)お話が全く別物になっているので除外させてください という弁明が面白かった。
作者自身が、ジョジョの1部~8部を一本の連なったライナーテキストとしてではなく、部ごとに分断・独立した、それぞれ別物のお話として構想している向きが伺えた。