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ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

定助と憲助が対峙する話から、今後の予想 よく分からない点

ウルトラジャンプ最新号 定助と憲助が対峙する話を読んだ。
先の展開を見たくなる、想像力を刺激される面白い話だった。


東方家に定助がやってきたコミックス2巻あたりの展開と、
夜露が登場したここ数話の展開では、
物語の黒幕が、急きょ憲助から夜露に変更されたような唐突な印象を受ける。

憲助が定助に語った内容は全くのデタラメ、真摯な態度も演技である可能性はある。
しかし、ここでは描写の雰囲気から、憲助がある程度 真実を定助に語っていたと仮定して、
この先の話を進めていく。


●大弥が定助とベッドインした場面で、憲助は心中でこう呟いていた。
「今は、定助を捕らえておくんだ。どうせ、あいつの記憶が戻ることはないんだからな」
定助の正体を知っていて、彼の記憶が戻らないことで自分にメリットがある、だから引き取って捕らえている。
そういうニュアンスの発言で、心の中の呟きだから、当時の彼の本心だったはずである。

それが今回の話では、憲助は、定助の中の「吉良吉影」に期待している。
東方家の病を治してくれる可能性があると信じて、定助の中の「吉良の記憶」が甦ることを願っている と述べていた。
この発言も憲助の本心であるなら、明らかに上記と矛盾する。

憲助が、かつて東方家と杜王町にまつわる陰謀の首謀者然としていたものが、東方家のことを思い煩う厳かな家長になっている。
「憲助が善人か悪人か?」はこの後も二転三転していくだろうし、
スリードを含めた演出なのかもしれないが、物語の背後の「謎」が変わってしまった感じがした。


●吉良が東方家の病を治す方法を見つけて、見つけながらなぜか死んでしまった と憲助は語っている。
なぜ、そのような推測ができうるのか。
一体、吉良の生前 吉良と憲助にどのような接点があったのか 謎である。


●東方常敏は現在 成人しているが、彼が10歳のとき 病に襲われたのを救ったのは誰なのか?
一族の誰が、死と引き換えに病を治療したのか。
遺体による等価交換が行われたのだろうか。


●コミックス2巻では、憲助の命令で、虹村さんが康穂に「東方家に近づくな」と警告を発していた。
(もしかしたら、虹村さんが康穂を東方家に近づけないためにウソを付いたのかもしれないが、よく分からない)

最新話では、憲助はまるで康穂のことには関心がない風であったが、距離感がずいぶん変わった。
犬のジョースケの名前を康穂から引き継いだにしては、ずいぶん憲助が他人行儀になったような。
「東方家に近づくな」と警戒していのがウソのようである。


東方憲助と定助の距離が近づいて、
唐突に、夜露、さらにその背後にある吉良の死の謎、壁の目の不思議が引っ張り出されてきたような感じだ。

常敏は今 シンガポールに出張中とのことだが、夜露と組んで何かを企んでいるのだろうか。
まだ展開に関わってきていない重要人物は常敏、定助の記憶の「謎の男」、100年前の海岸にたどり着いた「謎の赤ちゃん」の3人だ。

テンポよく謎が解き明かされて、定助の正体が解き明かされる所でクライマックスを迎えるのだろうか。
定助がジョースターの血を引く(星型のアザから、読者には明らか)ことから、
彼にどのような「正義の心」を持っていることが指し示され、彼がこの町に居る意味が描かれるのだろうか。