ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

ジョジョ9部の予想 老人の心境を描く物語

2004年 SBRの連載が始まった頃、荒木先生のインタビューで「ジョジョは、9部まで構想がある」との発言があった。
スターウォーズのようなサーガではなく、テーマもストーリーも全然違う形で、7,8,9部の物語は展開していく とのことだった。

2014年現在、ジョジョは8部の中盤(?)を迎えつつある。
気が早いが、ジョジョ 9部までの展開について予想してみる。


まず、安易に思いつく予想から。
7→8→9部で、外、内、外 9部は、世界をまたにかけた壮大な旅の物語になる。
7,8,9部が、1,2,3部のリメイクに相当する。
あるいは、1~6部の諸要素を再構成し、語りなおした物語になる。
9部では、1~8部までの全ての主人公・ボスが再登場し、オールスターバトルを繰り広げる。
9部は未来の果ての物語で、物語の最後 時間と空間がねじ曲がり、6部あるいは1部の時空に回帰し、物語が永遠の輪を結ぶ。

自分的にありそうじゃないかと思うのは、
9部は、年老いた男性の生活を描いた物語。
老人の孤独な心境と、今ある場所での戦い。後世に託す思いを描いた物語。
もしかしたら、主人公(老人)が途中で死んで、死後の世界で暮らすところまでを描くかもしれない。

予想の根拠としては、
かねてより荒木先生が、死後の世界、幽霊をテーマにした話を描いてみたいと述べていること。(デッドマンズQで、部分的に実現?)
荒木先生が尊敬するイーストウッドに範を取って、年老いた男性の生き様を、老年の作者(荒木先生)がテーマに選ぶのではないか と思われること。
4部以降のボスは荒木先生の実年齢とリンクしているとの説もあり、作者自身の人生への関心が、作品のテーマに反映されるんじゃないか。

個人的な希望としては、
鳥山明先生が、ドラゴンボールを完結させた後、COWA!、サンドランドで、はぐれ者や老人の心境を描き、それがとても良かった。
オールキャラのオールスターバトルとか、見た目だけ派手で創作性の擦り減ったアイデアではなく、作者自身の心境が滲み出た作品を読みたい。