ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

ジョジョリオン6巻、ウルトラジャンプ最新号、3部のアニメ ネガティブな感想

(あまりまとまりのない記事ですが、忘備録として。
また、ネガティブな愚痴を含みますことをお留め置きください)


ジョジョリオン 6巻が発売され、同日にウルトラジャンプ最新号も発売された。
また、3部TVアニメのプロモーション映像が公開され始めている。


ジョジョリオン6巻を読んで、aphex twinのパクリネタが出てきた。
パクリというよりは、あえて(?)上述の顔立ちに似せてあるから、オマージュというべきかもしれない。
しかし、コミック1巻丸々使ってやるほどのネタではないように感じた。
総じて、SBR大統領戦あたりから、1か月ごとの進行が遅くなった。
連載1回(1か月1回の掲載)で、かつての週刊1回分のネタ・テンポでやってる感じだ。

康穂と常秀のトイレシーンは、ギャグとしても寒く、絵柄とセリフが合っていない。
80年代のラブコメを連想するのだが、作者の資質に合ってない気がする。

それよりも6巻を読んで気になるのは、連載1回ごと、エピソード1つごとに、
これまで描写されたスタンド能力が入れ替わり、設定や伏線が微妙に食い違ってすり替わることだ。
「謎解きのミステリー」が8部の主眼と思われるが、
話のつながりが雑なため、読み込む意欲を失ってしまう。
作者が悪い意味で自由奔放に書いている嫌いが感じられ、編集部がチェック・指摘すべきではないかと思う。


ウルトラジャンプ最新号では、夜露の素性が明かされつつある。
岩のような肌質を持った人間であるらしいが、
これは、東方家の呪いの病(皮膚が硬質化する病気)の発展系ではないかと思う。
物語冒頭で触れられた「呪いに負けてしまった」人間が夜露、
東方家や定助は呪いに打ち勝とうともがき戦う立場なのだろう。

個人的には、夜露戦で憲助とのエピソードを消化し、次に常敏、吉良(定助の正体)のエピソードを経て、
あと2~3つくらいのエピソードで、8部はコンパクトに完結するのではないかと予想している。
夜露が出て以降、物語が畳みかかる方向にシフトチェンジした感がある。
8部と4部は同じ杜王町を舞台にした物語だが、8部はどうにも爽快感がなく、読んでてスカッとしない。
何を物語に詰め込みたいのか?が紙面から湧き上がってこず、伝わるものが今一つ少ない。
希望交じりの予想であるが、8部は早めに終わらせて、9部、あるいは別タイトルの作品を楽しみに待ちたい。


3部テレビアニメのプロモーション映像が公開されている。
擬音が付与されたふざけた演出は変わらず。
スタンドが出るとき、煙が湧き上がったり、キラキラ(✨マーク)が瞬くのはカッコ悪いと思う。

キャラクターデザインは原作寄りになったのだが、制作元の演出方針、美学的な価値観が自分には合わない。
OVAのデザインも原作とはかけ離れていたが、映画的な演出がカッコ良く、マンガとは別種の「ジョジョ」として成立していた。
しかし、1~3部のテレビアニメは、自分にとっては無かったことにしておくことになりそうだ。
コブラチームのSFCソフトの方が、自分には好ましい二次作品であった。