ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

ジョジョリオン 59話の感想(メモ書き)

ウルトラジャンプ11月号掲載のジョジョリオン 59話、極簡単なメモ書きの感想です。

「池の辺に住む男 ①」というタイトルの話で、
神社のほとりに住む四肢欠損の男、岩人間の長老格の男(?)が登場した。
一目見た時、「乙武さん」がジョジョに現れたと思ってしまったのだが、何とも際どい存在で、
身体に障害を持っているだけでなく、岩人間の秘密、中世から続く(?)杜王町の闇の歴史など、様々なモノを背負って生きてきただろうことを伺わせる。

憲助さんが嘘をつくとき、「アゴの無精髭を触る」くせがあることが明かされたが、
この話では2回、花都さんに脅しをかけるときと、常敏と岩人間の繋がりの推理話を聞かされたときにも、アゴ髭を触っている。
憲助は純粋素朴なただの善人では無く、定助に何か隠し事をしており、
ロカカカの所在が明らかになった時点で、東方家と定助の最後の争い・利害の対立が巻き起こるのだろう。


8部 ジョジョリオンのお話は、ロカカカの枝を巡る争いでクライマックスを迎えつつある。
最近 康穂とカレラの出番が無いが、
今やってる話の次くらいで、定助の三角関係(ほのかな恋愛)が整理され、憲助夫婦の関係に変化が起こるような、男女の機微の話が描かれるのではないだろうか。

ジョジョ 3部~7部、そして8部の展開を振り返ると、
クライマックスに向けて、毎回 パターンを変えて、都度ごとに盛り上がる展開を組み込んで、最後 面白く読めるように工夫しているのを感じる。
一般に不評な5部のクライマックス(矢じりを巡って、ボスとジョルノたちが争奪戦を繰り広げる展開)も、3部や4部と被らないよう作者が考えた工夫を感じる。

今回の8部がどんなクライマックスになっていくのか、連載期間で1年~1年半くらいではないかと思うが、楽しみに読んでいきたいと思う。
来月号は休載なので、次回 その②を読めるのは12月発売の1月号だけども…気長に待ちたいと思う。