ジョジョ読者のブログ

ジョジョの奇妙な冒険の感想、批評、考察を書いています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ジョジョの野球チームを、2017年のプロ野球選手に例える

2013年の秋 「理想のベストナイン」という記事で、ジョジョシリーズの主人公たちで野球チームを組んでみたことがあった。(他愛の無いヒマつぶし。プロ野球がオフシーズンになると、こういう空想遊びで野球的な楽しみを充たしているようです) 1番センタ…

ウルトラジャンプ2018年1月号を読んだ、大まかな感想

ウルトラジャンプ 2018年1月号が発売され、買って読んだ。 東方家の敷地で、最後の戦いのエピソードが始まった感じで、ロカカカ収穫までの時間表示が、いかにもアラキマンガっぽい、理詰めの盛り上げ方な感じがする。(植物鑑定人のリフトで、ポールの…

怪獣図解入門とドラえもん、ジョジョ 「データベース」の子ども文化

切通理作氏の著書で「怪獣少年の復讐」という本があり、ときどき読み返している。特撮関係者へのインタビューを一冊の本にまとめたもので、第2期ウルトラシリーズ、1970年代の特撮・子ども文化に興味ある方には、なかなか面白い本である。 同書の4章で…

「絵本」としてのウルトラマンタロウ

(ジョジョに殆ど関係のない話題ですみません。円谷特撮、ウルトラマンタロウを視聴した感想の記事です) ウルトラマンタロウ DVDボックスを購入し、1年近くかけて全53話を視聴した。 ウルトラマンシリーズを視聴するのは「老後の楽しみ」で、各シリーズ…

「貧弱!」「貧弱ゥ!」 ディオの叫びと「学問のすすめ」

ジョナサン・ジョースターは1868年、明治元年の生まれである。 「荒木飛呂彦の漫画術」p92によれば、ジョナサンとディオの1部は1888年、ジョセフの2部が1938年、そして第3部が1988年の話と、50年刻みで100年の時を駆ける3部作が…

ジョジョリオン 2017年11月号の感想、今後の先読み

ウルトラジャンプ 2017年11月号、ジョジョリオンの最新話を読んだ。岩人間・岩ペットとの決着、プアートムが出てきたところまでの話で、今後の伏線がいろいろと張られた話だった。 ドロミテ、アーバンゲリラとソラティド、プアートムと明らかに「異形…

ジョジョ展を観て、泉パークタウンを訪ねた旅の顛末

1991年頃、宅八郎が「さんまのまんま」に出演したときに、「承太郎がポケットに手を入れてたたずむ、キャッチフレーズグランプリのTシャツ」を着ていた。(ジョジョ24巻の表紙になっている、承太郎の背後にドジャーーンとかハートマークとか、いろんな…

ジョジョ6部→7部・8部へと通底するテーマ 「自然に帰れ」と2011年問題

ジョジョシリーズを続けて読んできた方であれば、6部ラストの大きな「断絶」、7部以降への「転回」について、ひとこと語らずにはいられないものだと思う。6部のラストが謎めいた解釈を残していることもあるし、キャラクターや舞台設定に没入するタイプの…

ジョジョのイメージが目に浮かぶ洋楽 (作成中)

素人の覚書で恐縮ですが、ジョジョのマンガのイメージと、音楽(洋楽)のイメージが結びつくことがあります。作成中のメモ書きです。●カーティスメイフィールドの「スーパーフライ」 アルバムタイトル曲のスーパーフライを聴くと、ジョジョの表紙絵、カラー…

私の好きな作家たち

(ジョジョとはあまり、直接的に繋がらない話題ですみません。自分自身の趣味嗜好を整理するためのメモ書きです)私の好きな作家たち ということで、マンガ家ではジョジョの荒木先生、鳥山明先生、水島新司、望月ミネタロウ、手塚治虫。文章を書く作家さんで…

「もう中学生」のリアリティ

5月の休日 子供たちの遊びの付き添いで、公園に行くことがあった。地域のお祭りをやったりしていて、多くの子供たちで賑わっていた。ボルダリングよろしく5mくらいの石壁を登る子供がいて、滑落しないか、見ていてハラハラした。小学生から幼稚園くらいの…

空想特撮シリーズと、クラフトワーク

ジョジョ5部に登場するカプリ島を、10年ほど前に訪れたことがある。風光明媚で夢のような青空が広がっていたが、(最近 カフェで立ち読みした本によると)カプリ島は同性愛の聖地でもあったらしく、皇帝やお金持ちが愛人を囲みたくなるのも頷けるような、…

人生の裏通り

「東スポ裏通り」のようなタイトルであるが、「街頭 淫タビュー」や「ボッ起ン画像」のようなエロい情報をまとめた記事ではありません。個人的に思うところ、人生の裏通り的な事柄の箇条書きです。(最後のほうで、ジョジョにも触れています)・XTC Oranges …

東方定助は復活する

ジョジョリオンの連載 ダモカンの過去編が始まった辺りから、ウルトラジャンプをだいたい毎月買って読む習慣になっている。月間でも週間でも、連載1回ごとに「引き」があって、次回の展開を想像する楽しみがあることは同じだ。連載の合間を待つことはじれっ…

「人生をいじくり回してはいけない」 水木しげるの背後霊と、ジョジョのスタンド使いたち

水木しげる先生のエッセイ「人生をいじくり回してはいけない」を読んだ。税務署や世間の冷たい仕打ちに心が折れて、クジけていたときに手にとったのだが、南伸坊デザインのゆるい表紙につられて手にとった、水木さんのエッセイはとても面白く興味深いものだ…

ジョジョを野球選手に例える 8部編 (作成中)

ジョジョを野球選手に例える 8部、ジョジョリオン編。ただし、ジョジョリオンはまだ連載中で物語のかたち・イメージが固まりきっていないため、あくまで「作成中」の扱いです。2014年~最近にかけて、オリックス・バファローズに注目してプロ野球を観る…

「ジャンプ流 荒木飛呂彦」の発売によせて、当ブログの記事を解題します。

2017年のお正月に、「ジャンプ流 荒木飛呂彦」が発売された。荒木先生の仕事場の様子や、マンガを描くときの詳細な様子が動画で紹介されていて、記録映像としてとても興味深い。自分は一度、「岸部露伴は動かない ルーブル編」の原画展を見に行ったこと…