マンガに描かれるキャラクターは作者自身の投影である。
荒木先生の「漫画術」 キャラクターづくりの章で、そんなことが述べられていた。
理髪店に行ってヒゲソリをしてもらっていたところ、アヌビス神にとりつかれた散髪屋さんとポルナレフのやりとりが目に浮かび、
「アゴの下だな ポルナレフッ!」と叫んだ次のコマは、擬音がトドドドドとなっていたなと思い出しつつ、ふと頭に考えが浮かんだ。
作者 荒木先生の人格がどのように分解されて、キャラクターの骨格を作り、肉付けされているのか?
客観的な根拠は全く無く、私自身の独断と想像 メモを記します。
・作者自身の、素の性格(静かな、大人しいところ)
花京院
花京院をもっと悪く、すごくした発展形がディオ、吉良吉影
・作者自身の、素の性格(明るいところ)
仗助
仗助をもっとヒーロー風に飛躍・強調させた発展形がジョセフ
・倫理、規範 (世間、他人が定める理想像)から作ったキャラ
ジョナサン、ジョルノ
・憧れ(自分の中にある、情感を伴った理想像)から作ったキャラ
・他人の観察から生まれたキャラ
ジャイロとジョニィの兄弟的コンビ
康穂などの女性キャラクター
ポルナレフに始まるお調子者系のキャラ
プッチ神父、大統領、院長 社会的地位や役職を得ているキャラ
ーー思いつくところ、ざっとこんな感じでした。
当然のことながら、上記の類推、憶測に客観的根拠は何も無く、ただの想像の遊びです。
作者自身のプライバシーをストーキングしたいというよりは、
作品のベースにある作家性、暴れ回る孫悟空を手の平に納めるおシャカさま、おシャカさまの人柄を知ればより西遊記の物語を楽しめる(?) そんな趣で、以上のメモを作成してみました。